土性沙羅、世界選手権へ「金メダルで五輪」宣言 余興では“ハシミコフポーズ”披露

 登坂絵莉(中央)と伊藤彩香(右)から東京五輪切符獲得への激励を受けた土性沙羅
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 レスリング女子でリオデジャネイロ五輪金メダルの土性沙羅(24)=東新住建=が2日、名古屋市で行われた世界選手権(9月、カザフスタン)に向けた所属の壮行会に出席した。

 出場する女子68キロ級でメダルを獲得すれば東京五輪代表に内定するが、「東京五輪はどの五輪よりも一番すごい。絶対出たいし、2連覇したい気持ちが強い。メダルで(五輪が)決まるが、金メダルを目指す。自信はあります」と優勝での切符獲得を誓った。

 所属のチームメートでリオ五輪女王の登坂絵莉(25)、阪神タイガースファン仲間でもある伊藤彩香(26)も出席。先輩たちは現時点での東京五輪出場が絶望的となっているが、2人から手紙で激励のエールを送られ、土性は涙ぐみながら思いを受け止めた。

 自身は昨春の左肩手術から復活途上だが、「彩香さん、絵莉さんの背中を見てここまで来られた」と土性。「世界選手権で絶対にメダルを獲って、東京五輪に行けるように。2人に金メダルをかけてあげられるように、苦しいけど頑張って戦う」と報いる決意を示した。

 一方、余興の時間はしんみりムードから一転して“レスリング芸人”のアマレス兄弟がゲストとして登場し、土性のモノマネなどレスリングネタをたっぷり披露。また、アマレス太郎と土性が「ジェンガ対決」も行った。ソ連のレスリング元世界王者で日本でも活躍した元プロレスラーのサルマン・ハシミコフの入場曲「レッドブル軍団のテーマ」に乗せて、ハシミコフの構えポーズをしながらパーツを抜いていくという奇怪なものだったが、土性もしっかり応戦。勝負は引き分けとなった。

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