背泳ぎ予選スタート装置に不備 準決勝は使用禁止に 世界選手権で

 「競泳・世界選手権」(22日、光州)

 午前中に行われた男子100メートル背泳ぎの予選で、選手がスタート時に足を置き滑り止めのような役割を果たす「レッジ」に不備があり、2選手がそれぞれ1人でレースをやり直す事態があった。2人はいずれも準決勝に進出したが、これを受けて夜の準決勝ではレッジを使わずに試合を行うことが決まった。各国にアナウンスがされたという。

 これには予選後、入江陵介(29)=イトマン東進=も「改善してほしい」と願っていた。いつも通り、レース前に器具を引っ張り固定具合を確認すると「引っ張るな」と係員から指示があったという。

 やり直した2選手によって“繰り下がり”となった選手には救済措置がとられ、通常は各組8人ずつで行う準決勝を9人ずつで実施することとなった。

 国際水泳連盟(FINA)ではレッジについて、水面からプラスマイナス4センチの調整が可能であること、大きさや幅なども細かく規定されている。

 男子100メートル背泳ぎ準決勝は20時18分から行われ、上位8人が進む決勝は23日に行われる。すでに世界新記録も誕生している世界最高峰の大会で発生したまさかの不具合。全選手が納得のいく状況で戦えることを願いたい。

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