フクヒロ組、タカマツ組破り連覇 ライバルにストレートで快勝

 「バドミントン・インドネシア・オープン」(21日、ジャカルタ)

 各種目の決勝が行われ、女子のダブルスは福島由紀、広田彩花組(アメリカンベイプ岐阜)が2連覇を達成し、シングルスは山口茜(再春館製薬所)が初優勝を飾った。世界ランキング2位の福島、広田組はリオデジャネイロ五輪金メダリストで同4位の高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)に2-0で勝利。世界4位の山口はリオ五輪銀メダリストで同5位のシンドゥ・プサルラ(インド)をストレートで下した。今大会はワールドツアーの中で格付けが高く、来年の東京五輪出場権獲得に向けたレースで重要な位置を占める。

 国内のライバルをストレートで下した女子ダブルスの福島、広田組は抱き合って喜んだ。高橋礼、松友組には今年6月のオーストラリア・オープン準決勝に続いて再び勝利。東京五輪出場権争い序盤の主要大会で頂点に立ち、福島は「苦しい展開もたくさんあった中での2連覇なので、自分たちにとっても大きい」とうなずいた。

 第2ゲーム中盤、長いラリー戦で押し切られるなど10-17とリードを許した。「無理にラリーをし続けた」と福島。持ち味の攻撃的なスタイルを心掛けると、一気に7連続得点。勢いに乗って勝利をつかんだ。

 17年は世界選手権とスーパーシリーズ・ファイナルで準優勝。大舞台の決勝で苦杯をなめていた2人は昨年、強豪が集まるこの大会を初制覇した。国内勢が実力伯仲の同種目で価値ある連覇。広田は今後の争いを見据え「日本人同士の戦いも多くなる。しっかりと勝ち切るのが大切」と浮かれることなく話した。

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