安美錦が右膝靱帯断裂などで休場 再出場できなければ20年ぶり幕下降下のピンチ

 「大相撲名古屋場所・3日目」(9日、ドルフィンズアリーナ)

 元関脇で西十両11枚目の安美錦(40)=伊勢ケ浜=が3日目の9日、休場した。日本相撲協会に「右膝前十字靱じん帯断裂、内側半月板断裂、外側半月板損傷、大腿骨外側顆軟骨損傷、脛骨後顆骨挫傷で2週間の休養通院加療を要する」との診断書を提出した。

 2日目の竜虎(尾上)戦で2敗目を喫し、右膝から崩れ落ちた。車いすで運ばれ、病院に直行した。右膝は何度も重症を負い、力士生命のピンチとなってきた古傷。十両残留には今場所、6勝がノルマで再出場がなければ、20年ぶりに幕下降下は避けられない。

 前日、病院から戻った際、「もう一回、土俵に立ちたい」と話し再出場に意欲。1、2日様子を見て患部の回復が良好なら再び土俵に戻る可能性はある。

 ベテラン業師として人気の安美錦は40歳7カ月で現役最年長関取。同歴代1位、40歳10カ月で引退した旭天鵬(現友綱親方)に迫っている。通算出場は歴代3位の1805回、通算勝利は同8位の907勝、幕内在位は同3位の97場所など、多くの記録を保持している。

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