柔道 高3の古賀若菜、リオ五輪女王倒し鮮烈デビューV シニア国際大会初出場
「柔道・グランプリ」(5日、モントリオール)
女子48キロ級で、シニアの国際大会デビュー戦に臨んだ高校3年の古賀若菜(18)=福岡・南筑高=が優勝を飾った。準決勝では、リオデジャネイロ五輪金メダリストのパレト(アルゼンチン)を反則(指導3)で下す殊勲星を挙げた。
新進気鋭の18歳が鮮烈デビューを飾った。古賀は全国高校総体2連覇中という高校女王。シニアでも昨年の講道館杯で準優勝すると、今年4月の全日本選抜体重別選手権では、同階級の高校生としては田村亮子以来となる優勝を果たしていた。
シニアでの国際大会デビューに際しては「自分の力を精いっぱい出して頑張りたい」と話しつつ、「まだあまり海外選手が分からない」と話していたが、いきなり五輪女王を破ってポテンシャルの高さを猛アピールした。
24年パリ五輪での活躍が期待される世代だが、来年の東京五輪出場も諦めてはいない。世界選手権78キロ超級代表の素根輝(環太平洋大)は中学、高校時代の1年先輩だが、「中学から追いかけてきたので、同じ舞台で活躍したい」と誓った。