大相撲の有識者会議メンバーに王貞治氏ら8人 継承発展を考える
日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で理事会を開き、「大相撲の継承発展を考える有識者会議」設置を承認した。
同会議のメンバーを王貞治氏(福岡ソフトバンクホークス会長、国民栄誉賞受賞者)、松本白鸚氏(歌舞伎役者、文化功労者)、紺野美沙子氏(女優、国連開発計画親善大使)ら8人が務める。特別顧問に今井敬氏(経団連名誉会長)、委員長に山内昌之氏(歴史学者、東大名誉教授)。
同会議は暴力問題再発防止策の一環として外国出身力士に対する指導のあり方や相撲部屋を越えた上下関係の対処などを検討。国際化が進む中で相撲道の伝統を継承発展させていくために大所高所からの提言を行い、相撲道の伝統と調和する自己規律(ガバナンス)指針を作成する。
同会議は理事長の諮問機関。6月中に第1回会合が行われ、1年半をかけ、来秋に提言書と自己規律指針をとりまとめる予定。





