1998年長野から2014年ソチまで冬季五輪5大会でノルディックスキー複合の日本代表監督やコーチを務めた成田収平氏(54)が、22年北京五輪に向けて育成、強化を急ぐ中国複合チームのヘッドコーチに就任することが30日、分かった。同氏によると、契約日は5月1日で1年ごとに見直す。
強化に着手して間がない中国は選手層が薄く、ワールドカップ(W杯)下部のコンチネンタルカップを主戦場とするものの上位を争えていない。今年の世界選手権の個人戦も50位台だった。22年まで困難な道になるが、経験豊富な同氏は「ゼロからの出発。まずはW杯で30位以内を目指す」と話した。