新鋭・白石黄良々が自己ベストでV 2週連続で“ライバル”多田撃破

 「陸上・織田記念国際」(28日、エディオンスタジアム広島)

 男子100メートルで、17年世界選手権400メートルリレー銅メダリストの多田修平(22)=住友電工=は10秒21(追い風1・2メートル)で2位。21日の出雲大会でも多田を破った白石黄良々(きらら、22)=セレスポ=が10秒19の自己ベストで優勝した。女子100メートルは、女子高生の御家瀬(みかせ)緑(17)=北海道・恵庭北高=が自己ベストの11秒54(追い風1・9メートル)で、昨年、一昨年の日本選手権覇者を制して日本人トップの2位に入った。

 白石は自己記録を0・13秒更新する10秒19。出雲大会から2週連続で多田を破って優勝した。「(状態が)すごくよかったのでいける手応えがあった」と笑顔。スタートのいい多田と後半勝負の白石はタイプが違うが「同学年だし絶対に負けたくない」とライバル心を燃やす。5月の世界リレーのメンバーにも多田とともに選出。新鋭は「(他のメンバーは)3年前にはテレビで見ていた人たち。プレッシャーを楽しんでやりたい」と語っていた。

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