女子高生の御家瀬が市川ら強豪を制して日本人トップ、織田記念陸上
「陸上・織田記念国際」(28日、エディオンスタジアム広島)
女子100メートルは女子高生の御家瀬(みかせ)緑(北海道・恵庭北高)が自己ベストの11秒54(追い風1・9メートル)。日本人トップの2位に入った。
昨夏アジア大会の女子400メートルリレー日本代表に入った伸び盛りの17歳。昨年の日本選手権覇者、世古和、一昨年の同覇者、市川華菜、復活の兆しが見える土井杏奈ら強豪を抑えた2位に「(強豪ぞろいを)意識して緊張したが、アップしているときに集中しようとして本番は緊張しなかった」と堂々。「今日まで外で走ってなかった」とインドア調整からの今季初戦で自己記録を更新した。
昨年のアジア大会では「世界を経験して自分の足りないところがわかった。悔しい思いをした」と大きな刺激を受けた。今冬は上半身の筋トレに重点を置き、体軸への意識が高まったという。今季の目標を「高校日本新」を掲げるが、もちろんその先には来年の東京五輪も捉えている。