桐生「勝って当たり前の風潮に応えたい」 世界リレー代表発表

 日本陸連は26日、都内で会見し日本初開催となる世界リレー(5月11~12日、横浜)の代表選手を発表した。

 今月のアジア選手権(ドーハ)男子100メートルで優勝した桐生祥秀(23)=日本生命=は、男子400メートルリレーに内定。「しっかり自分の走りをして、メダルに貢献したい」と意気込んだ。16年リオデジャネイロ五輪では同種目で銀メダルを獲得しており「勝って当たり前という風潮に応えたい」と東京五輪での金メダルに向け、強気で挑む。

 同種目で代表入りした小池祐貴(23)=住友電工=は「やっと代表として走れる。素直にうれしい」と喜びを語った。特に印象的な試合は日本が銀メダルを獲得した08年北京五輪の400メートルリレーといい、「(映像で)何回も見た。頑張ろうって気持ちになる」と普段のモチベーション維持にも利用。北京の感動の再現を目指す。

 今大会で10位以内なら世界選手権(9月、ドーハ)の出場権獲得となり、世界選手権で8位以内に入ると東京五輪出場が内定する。

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