ドラ5藤田“桐生坂”の誓い!盗塁阻止率100% 強肩で球界の韋駄天バンバン刺す!

 伊吹山を背にスローイングのポーズを見せる藤田
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 阪神ドラフト5位の藤田健斗捕手(18)=中京学院大中京=が5日、滋賀県彦根市内の荒神山公園野球場で自主トレを公開した。同公園内には陸上男子100メートルで日本人初の9秒台を記録した桐生祥秀が足腰を鍛えた坂があり、幼少期にはその“桐生坂”で遊んでいたというルーキー。二塁送球1・8秒を誇る強肩自慢は盗塁阻止率にもこだわり、将来の正捕手を目指す。

 寒空の下、藤田が縁起のいい「虎の穴」から新年のスタートを切った。雪化粧の伊吹山をバックにポーズを決めた小高い丘は「桐生坂」-。陸上男子100メートルで前日本記録保持者の桐生祥秀が足腰を鍛えていた場所として知られている。

 「(坂の)名前は分からなかったですけど小学校から試合で来ていて、あそこで鬼ごっこしていました。ああ~、そうなんですか~(笑)」

 「桐生坂」というのは初耳も、彦根市出身の桐生は地元滋賀の英雄だ。長浜市出身の藤田も「こっちに来たらよく名前を聞きます」と親近感を持っている。プロでは“ジェット桐生”ならぬ“ジェット健斗”で球界の韋駄天(いだてん)たちをバンバン刺す。「足の速い選手を刺してこそプロの世界で生きていけると思うので負けたくない」と意気込んだ。

 二塁送球1・8秒の強肩がストロングポイントだ。中京学院大中京時代はソフトバンク・甲斐の『体を使い方』を参考に「走ってくると思って準備することを大事にしていた」と振り返る。プロでは「コントロールとか精度を追い求めていきたい」と正確性を課題に挙げ、「やるからには1番を目指してやっていきたい。(盗塁)阻止率も気にしてやっていきたいと思います」と力強く宣言した。

 厳しいプロの世界を生き抜く覚悟はできている。年末年始も練習漬け。年明けは元日から始動し、走り込み、体幹トレーニング、素振りなどたっぷり汗を流したという。初詣は愛知県の熱田神宮へ。おみくじは吉で、「コツコツやればうまくいくと書いてありました」と笑った。

 この日練習した球場のスタンドには中学時代に所属した滋賀ユナイテッドジェイボーイズの後輩たちの姿があった。「地元の方々が応援してくれているので、その期待に応えられるように頑張っていきたいです」。自慢の強肩で将来の正捕手の座を射止める。

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