マフィのサンウルブズデビューに秩父宮大歓声も… 痛恨逆転負けで2勝目ならず

 「スーパーラグビー、サンウルブズ31-34レッズ」(16日、秩父宮ラグビー場)

 サンウルブズがレッズ(オーストラリア)に逆転負けで4敗目。今季2勝目を飾ることはできなかった。開幕3連敗だったレッズは今季初勝利となった。後半5分からは追加招集されたNO8アマナキ・レレイ・マフィ(29)=NTTコム=がサンウルブズ初出場を果たした。

 前回W杯イングランド大会で日本の3勝に貢献したマフィは昨年7月にニュージーランドでチームメイトに対する暴行容疑で一時身柄を拘束された。日本代表からも外れていたが、4日に日本代表候補合宿に合流して復帰。追加招集でサンウルブズへの初招集も決まった。後半5分にフランカーのガンター(パナソニック)に代わって投入されると、秩父宮のファンからは大歓声が起こった。

 サンウルブズは13分にSHブースのトライで先制すると、その後も2トライを重ねて前半を21-5とリードして終える。しかし後半に3トライを立て続けに奪われ、逆転される。29分にラインアウトからマフィが突破し、SH内田(パナソニック)のトライで再びリードしたが、終盤にトライとPGを決められて勝利を逃した。

 終盤にキックチャージを受けて痛恨のトライを奪われた内田は「責任を感じます。自分たちのやりたいことを理解して精度を上げていかないといけない」と厳しい表情で話した。

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