楽天・三木谷会長 Bリーグ参入「今はない」と否定も「今後検討」

 (左から)楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長、Bリーグ栃木の田臥勇太、NBAアジアマネージング・ディレクターのスコット・リヴィー氏
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 楽天株式会社とNBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)は5日、都内で会見し、登壇した楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長は、日本バスケットボール界とのかかわりについてビジョンを語った。

 日本バスケットボール界は先日、予選を突破しW杯(8月、中国)の出場が決定。Bリーグも3シーズン目を迎えるなど着実に成長を見せている。これについて三木谷氏は、バスケ界の盛り上がりを認めた上で「NBA、世界トップクラスの試合を日本で生で見られる機会が増えると、特に若い人を中心にさらにバスケットボール熱が盛り上がり、質も上がってくるのではないかと思う」とさらなる成長に期待を寄せた。

 三木谷氏は現在、プロ野球の東北楽天、サッカーJ1神戸の両チームの運営に携わっている。特にJ1神戸では、元ドイツ代表FWポドルスキを獲得したほか、主要スポンサーとなっているスペイン1部リーグ、バルセロナで活躍した元スペイン代表MFイニエスタ、同FWビジャが加入。さらに6歳からバルセロナのカンテラ(下部組織)で育ったMFサンペールの加入が決定的となっている。スター選手を集めることで、Jリーグを盛り上げていることは間違いない。

 NBAではウォリアーズの胸スポンサーとなっている楽天。報道陣から「たとえばBリーグのスポンサーとなり、NBA選手を連れてきたいなどの考えはあるか」と問われた三木谷氏は「日本のバスケに対する関わりは、今のところ予定はない」としたが「今後検討していきたい」と将来的な可能性を口にした。

 会見では今秋10月8、10日にさいたまスーパーアリーナでプレシーズンマッチとなるトロント・ラプターズ-ヒューストン・ロケッツ戦を開催することが発表された。NBAは1990年から2003年の間に12試合を日本で開催してきた実績があり、16年ぶりに日本でNBAの試合が実施されることとなる。

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