貴景勝、連合稽古で白鵬に17連敗 感想は「特にない」

 「大相撲春場所」(10日初日、エディオンアリーナ大阪)

 大関とりに挑む関脇貴景勝(22)=千賀ノ浦=が5日、堺市の尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古で一門外から出稽古に来た横綱白鵬(33)=宮城野=と三番稽古し、1勝17敗だった。

 最初の一番、低い立ち合いからで出足一気に押し出した相撲は親方衆もうならせた。しかし、二番以降、スイッチの入った横綱に一方的にやられた。

 立ち合いまわしを取られれば歯が立たない。投げられ、転がり、突き落とされてバッタリ。スタミナも切れ、容赦ない攻めを受け続け結局、17連敗を喫した。最後は横綱に胸を借り、ぶつかり稽古で泥まみれになった。

 「(感想は)特にない。横綱が来ていただいてありがたい」と稽古後は淡々。もとより、稽古と本番はまるで別物というのが持論。初日に向け、あとは心身とも最高の状態にもっていくことだけを考える。

 「一番力の出る状態へケア、体の管理が大事になる。闘志満々の状態になれれば。応援してくれる人たちを喜ばすのもがっかりさせるのも自分次第」と、5日後の初日を見据えた。

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