棄権の大迫「スタート地点から寒くなって…」体動かずとコメント 開始時は5・7度

 29キロ付近で歩き始める大迫傑(右奥)。途中棄権した=東京都内(代表撮影)
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 「東京マラソン」(3日、東京都庁~東京駅前)

 日本記録保持者(2時間5分50秒)の大迫傑(27)=ナイキ=が、29キロ地点で棄権した。

 レース後、「スタート地点から寒くなって、身体が動かなくなり棄権せざるを得ない状況でした」とのコメントを発表した。

 日本記録をマークした昨年10月のシカゴマラソン以来のレースとなった大迫は、序盤から先頭集団の後方につけていたが、中間地点付近で遅れはじめると、そのまま失速。28・85キロ地点で立ち止まり歩き始め、29キロでコース外に外れ棄権した。

 主催者による天候リポートによると、スタート地点、午前9時の気温は5・7度だった。

 1日に行われた公式会見で、4度目のマラソンに東京を選んだ理由を聞かれた大迫は「9月にMGCが東京である。コースは同じではないけど、同じような独特の緊張感を味わえると。それが大きな理由の1つ」と、“予行”としての位置付けを語っていた。

 「できる限りのことはやってきた」と仕上がりに自信を見せていたが、4度目のマラソンで初めての“ブレーキ”。9月の大一番に向けて、不安を残した。

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