白血病から復帰したアスリート 元オリックス岩下は発症翌年に開幕1軍

 競泳女子で18年アジア大会6冠の池江璃花子(18)=ルネサンス=が12日、「白血病」と診断されたことを自身のツイッターで公表した。詳しい病状は不明だが、今夏の世界選手権(韓国・光州)代表選考会を兼ねる4月の日本選手権(東京)は欠場し、治療に専念する。

 白血病から復帰したアスリートには、プロ野球・日本ハムで打撃投手を務める岩下修一投手(45)がいる。

 オリックス時代の2001年7月、けん怠感と微熱があり、検査の結果、「急性骨髄性白血病」と診断された。入院して4度の抗がん剤投与を受け、日常生活に支障がない程度まで回復し、同年11月には退院。リハビリを経て、翌02年2月の春季キャンプに参加し、オープン戦登板で好投を重ね、見事に開幕1軍入りを決めた。

 貴重な左の中継ぎとしてこの年は18試合に登板。03年にも00年以来の白星を挙げるなど20試合に登板した。06年には日本ハムに移籍し、その年限りで現役を引退。現在まで打撃投手を務めている。

 J2新潟のDF早川史哉(25)も白血病からの復帰を目指して現在、トレーニングを続けている。

 11年にU-17W杯に出場した有望株は筑波大から入団1年目の16年4月、試合後にリンパ節の腫れが認められ、検査の結果、「急性白血病」の診断を受けた。

 同年11月に骨髄移植手術を受け、治療に専念するため17年1月には新潟との選手契約が一時凍結となった。懸命なリハビリの末、18年8月にはトップチームの練習に参加できるまでに回復。同年11月には契約凍結が解除された。

 24日のJ2開幕に向けて高知キャンプで汗を流している早川は池江の公表を受けて、「まずは1人の人間として元気になってくれることを願っている。池江選手のペースで一歩ずつ、じっくりと前を向いて進んでほしい」とクラブを通じてコメントを出した。

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