三木二郎コーチ、声震わせ池江との会話明かす「また二郎さんと練習できるように」

 競泳女子で18年アジア大会6冠の池江璃花子(18)=ルネサンス=が12日、「白血病」と診断されたことを自身のツイッターで公表した。詳しい病状は不明だが、今夏の世界選手権(韓国・光州)代表選考会を兼ねる4月の日本選手権(東京)は欠場し、治療に専念する。日本水泳連盟はこの日、緊急会見を開催。上野広治副会長(59)は「非常に厳しい道になると思うが、(池江が)2020年の五輪選考会に再び立てるよう温かく見守っていただきたい」と語った。

 三木コーチは池江の言葉を思い出すと、思わず声を震わせた。

 「本人も頭が真っ白だったと思うが、『早く治して、また二郎さんと一緒に練習できるように頑張りたい』と希望があった」。同コーチは10日に帰国し、先に帰国していた池江の診断結果を知った。面会したその日は、最初はかける言葉が見つからず沈黙が続いたというが、「本人は白血病に立ち向かい必ず勝つんだという姿勢を見せている。我々もサポートする」と力を込めた。

 昨年6月からコーチに就任し、池江の良き兄貴分としても成長を促してきた。「この病気と闘っていくことで、また新たな池江璃花子という選手が、またさらに強くなって戻ってくると信じている。東京五輪に出たかったという気持ちがあったが、まだ可能性はゼロではない」。金メダルという夢に向けて、まずは闘病する教え子に寄り添いながら全力でサポートする。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス