横綱審議委員会 白鵬・鶴竜両横綱の途中休場を疑問視「大けがをしたように見えない」

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会が28日、東京・両国国技館で行われ、両横綱白鵬(33)=宮城野、鶴竜(33)=井筒=の初場所途中休場に委員から不満の声が上がった。

 北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は「(両横綱は)連敗はしたけど大けがをしたように外からは見えない。不満というか、『変じゃないか』という声があった」と明かした。協会が定める医者の診断を求める意見もあった。

 今定例会で任期満了の北村委員長は引退した元横綱稀勢の里(現荒磯親方)に対し、「稀勢の里と歩んだ2年だった。これだけ人気があって日本人横綱として頑張ってほしかった」と悔やんだ。矢野弘典氏(78)=産業雇用安定センター会長=が次期委員長となる。

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