野口啓代、野中生萌 女子2強譲らず各組1位で準決勝へ ボルダリング

女子予選 第4課題を登る野口啓代。手前は野中生萌=駒沢オリンピック公園屋内球技場(撮影・堀内翔)
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 「ボルダリング・ジャパンカップ」(26日、駒沢屋内球技場)

 女子予選が行われ、12度目の優勝を狙う18年世界選手権銀メダリストの野口啓代(29)=TEAM au=が5つの課題をすべてクリアし、A組1位、18年W杯総合女王の野中生萌(21)=XFLAG=は5つのうち4つの課題をクリアし、B組1位となり、27日の準決勝進出を決めた。

 女子のダブルエースが盤石の形で、準決勝に駒を進めた。野口は5つの課題をきっちりとすべて完登。「2カ月ぶりの試合でちょっと緊張した。集中しきれないところがあったので、しっかりコンペ(競技会)モードにしたい」と余裕を漂わせつつ、気持ちを引き締めた。

 野中はB組最大の難関だった第4課題はクリアできなかったが、その他はきっちり完登。「特に気負うことなくできた。今年はどんな感じになるかなと思いながら、楽しみながら登れた」と、笑顔。昨年負った右肩痛については「万全ではないけど、回復はしてます。まだ課題によってはできない課題もある」と完調とはいえないが、「今年は世界選手権(8月・八王子)も日本である。日本で勝つことは重要」と、初優勝に照準を定めた。

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