日清食品が陸上部を大幅縮小 駅伝撤退で部員に退部勧告…個人サポートに切り替えへ

 全日本実業団駅伝を2度制した駅伝の強豪の日清食品グループが11日、陸上部の規模を大幅に縮小し、駅伝から撤退することを発表した。今後はテニスで所属契約を結ぶ錦織圭や、大坂なおみのような世界を目指す個人のサポートに切り替える見込み。

 所属選手14人のうち12人については退部を勧告し、現役を続ける場合は他チームへの移籍を支援する。また、4月に入社予定だった大学生2人についても内定を取り消し。他企業への就職をサポートするという。ただ、9月に行われる東京五輪マラソン選考レース「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を持つ佐藤悠基(32)と、村沢明伸(27)へのサポートは、本人の希望があれば続ける方針だ。

 同社陸上部は95年に創部。04年アテネ五輪マラソン6位の諏訪利成ら男子長距離で五輪代表選手を輩出してきた。マラソンの日本記録を持つ大迫傑(ナイキ)も在籍していた。今年1月の全日本実業団駅伝では16位に終わるなど、近年駅伝では低迷していた。

 これを受けて、16年日本選手権1500メートル覇者の戸田雅稀(25)は「非常に残念で悔しいです」と、自身のツイッターで無念の思いをつぶやいた。

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