東洋大は往路Vから大失速3位 層薄く…酒井監督「大きな力の差を感じた」

3位でゴールし、チームメートに抱えられながら引き揚げる東洋大・大沢駿(中央)
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 「箱根駅伝・復路」(3日、神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 2年連続の往路優勝を果たした東洋大だったが、往路に主力をつぎ込んだ影響もあり、復路は全体5位のタイムと低迷。特に9区では中村拳梧(4年)が区間19位、10区大沢駿(2年)が区間10位と失速。往路終了時点で5分30秒差あった青学大にも逆転を許し、3位に終わった。

 11年連続3位以内は守ったが、上位2校と比べ層の薄さを露呈した。酒井俊幸監督は「9区、10区でミスが出ると勝てない。紙一重で戦っているが、大きな力の差を感じた。チームとして受け止めないといけない」と、完敗を認めた。1区で2年連続の区間賞を獲得した西山和弥(2年)も「甘くなかった。力負けだと思う。層の厚さの部分が出た。今年は総合優勝を狙っての3位なので悔しい」と、唇を噛みしめた。

 卒業生のマラソン前日本記録保持者の設楽悠太(ホンダ)、昨年12月の福岡国際マラソンで日本人14年ぶりの優勝を飾った服部勇馬(トヨタ自動車)らが東京五輪に向けて結果を出しつつある中、母校も“鉄紺”のプライドを示したい。指揮官は「何度も跳ね返されているが、何度でも何度でも諦めない」と、逆襲を誓った。

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