高松北、悲願の花園1勝へ 監督と父子鷹・高木主将「チーム力は昨年より上」

 第98回全国高校ラグビー大会は27日、東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。5年連続13度目出場の高松北(香川)は、28日の1回戦で関商工(岐阜)と対戦。経験豊富なメンバーをそろえ、チーム一丸で悲願の花園初勝利を目指す。

 悲願の「花園1勝」を目指し、高松北フィフティーンが5年連続の大舞台に立つ。

 28日の初戦の相手は38度目出場の岐阜の名門・関商工。15年度大会の初戦でも対戦し、0-68と完敗を喫しただけに、雪辱への思いは強い。就任29年目の高木智監督は「FWとバックスのバランスが取れたチーム」と相手の印象を語り、「先制すれば流れが来る。トライでもPGでもいいから先に点を取りたい」と試合のキーポイントを挙げた。

 今年の高松北は「経験値」が武器だ。22人のメンバーのうち8人が昨年の花園に出場。そのうち5人が1年時も経験している。高木監督の長男で主将のCTB高木涼矢(3年)はこれが自身3度目の花園で「チーム力は昨年より上。勝って監督にプレゼントしたい」と“父子鷹”での勝利を誓う。高木監督も「人に強く、リーダーシップもある。花園でもチームを引っ張るプレーをしてほしい」と息子に期待を寄せた。

 香川県大会は初戦で坂出第一を77-10で破り、決勝も103-21で観音寺総合に大勝。県内では圧倒的な力を誇るが、全国の舞台はそう甘くないことは十分に分かっている。高木主将は「相手は自分たちより一回り大きい。個人の力では負けるので、チームで人数をかけて戦いたい」と力を込め、FW陣をまとめるロック中島哲大(3年)も「チームが団結し、士気を上げてトライを目指したい」と闘志をみなぎらせた。

 初戦に勝てば、2回戦の相手は過去6度優勝の東福岡に決まっている。「東福岡とやれるチャンスはめったにない。実現したい」と中島。高松北にとって13度目の花園の大舞台。22人の部員が一丸となって、今年こそ初勝利をもぎ取る。

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