大相撲で進退問題が再浮上している横綱稀勢の里が26日、出場の意向を示している大相撲初場所(来年1月13日初日・両国国技館)へ向け、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で番付発表後の稽古を再開した。
報道陣に非公開だったが、師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)によると三段目力士と相撲を取る稽古を行った。稀勢の里が相撲を取るのは、右膝痛で九州場所を5日目から休場して以降初めてで、約1カ月半ぶり。体の動きを確かめるように20番近く取ったという。
稀勢の里は国技館を訪れ、力士会などの行事に出席し「いい稽古だった。良かった。27日あたりにでも、高安とやれたら」と話した。