高梨沙羅 今季最高の2位も「悔しい」…横風を受けて2本目伸びず

 「ノルディックスキー・W杯・ジャンプ女子」(14日、プレノマン)

 平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(22)=クラレ=が87・5メートル、85メートルの合計250・7点で今季最高の2位に入った。同五輪銀メダルのカタリナ・アルトハウス(ドイツ)が1回目の2位から逆転し、合計260・3点で今季2勝目、通算6勝目を挙げた。伊藤有希(土屋ホーム)は10位だった。

 復調を実感しているからこそ、今季最高の2位にも「悔しい」と満足しなかった。今季初めて首位で迎えた2回目。高梨は横風を受けて85メートルと距離を伸ばせず、W杯通算56勝目はお預けとなったが、手応えは十分に得た。次回五輪へ仕切り直しとなる新シーズンで、2季ぶりの個人総合優勝を目指す。「立ちたい」。表彰台の真ん中へ、22歳のジャンパーは渇望を力に変える。

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