高梨沙羅 開幕戦は3位 通算88度目表彰台 追い風も収穫のトップ得点

 「スキージャンプ女子W杯」(11月30日、リレハンメル)

 開幕し、平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)は88・5メートル、94メートルの合計240・2点で3位となった。高梨は条件にも恵まれなかった1回目で8位と出遅れたが、2回目にトップの得点を出して浮上した。ユリアネ・ザイファルト(ドイツ)が258・8点でW杯初優勝。平昌五輪覇者のマーレン・ルンビ(ノルウェー)が2位に入った。伊藤有希(土屋ホーム)は14位、岩渕香里(北野建設)は19位。上位30人による2回目に進めなかった岩佐明香(日大)は32位だった。

 風向きがめまぐるしく変わる。高梨は1回目に飛距離を伸ばせなかったのが響き、開幕戦を勝利で飾れず。2回目の好飛躍で通算88度目の表彰台は確保したが「どういう条件でも、しっかり自分を保って飛距離を出していかないと、世界では勝てない」と、頂点に立つ難しさを改めて実感した様子だった。

 「誰が出てきてもおかしくない」と警戒するように、初戦を制したのは今回が初の表彰台となる28歳のザイファルトだった。平昌五輪女王のルンビもヒルサイズ前後の飛躍を2本そろえ、地力の高さを示した。今季も勝利は容易ではない。

 ただ、日本のエースは不利な追い風が強かった2回目にトップの得点を出す面目躍如の飛躍も見せた。「いかに挽回できるかも重要」と、収穫も手にして初戦を終えた。

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