福原愛さんに異例の特別功労者表彰「3歳からずっと貢献」卓球協会

 日本卓球協会は15日、都内で理事会を行い、今年10月に現役を引退した五輪2大会連続メダリストの福原愛さん(30)に対し、特別功労者表彰を行うことを決定した。来年1月の全日本選手権(大阪)で表彰状と金一封を贈呈する見込み。

 引退したばかりの選手への表彰は極めて異例だが、長年第一人者として日本卓球界をけん引してきた功績に敬意を表する形となった。日本協会の星野一朗専務理事は「3歳から27年間ずっとメディアに出続けて、持続して卓球界に(貢献してくれたことに)対しての功労。卓球が取り上げられなかった頃から注目(を集めてくれた)。もう1つは五輪に4大会連続で出場し、最後の2大会ではメダル獲得した。最後に、これまでの国際貢献、国内での貢献」と表彰の理由を説明した。

 福原さんは幼少期から競技を開始し“泣き虫愛ちゃん”として親しまれた。04年アテネ五輪で初出場し、12年ロンドン五輪では団体銀メダル、16年リオデジャネイロ五輪で団体銅メダルを獲得した。

 16年9月に台湾代表の江宏傑と結婚し、17年10月に第1子となる長女あいらちゃんを出産。今年はTリーグの理事に就任し、10月には現役引退を発表。今月には第2子の妊娠を発表し、公式ブログで「卓球界およびスポーツ界、そして子供たちの未来に貢献できるよう努力していきたい」と意気込みをつづっている。

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