瀬戸大也「積極的に」短水路世界新で初優勝 レクローとの一騎打ち制し雄たけび!

 「競泳・世界短水路選手権」(11日、杭州)

 男子200メートルバタフライは瀬戸大也(24)=ANA=が1分48秒24の短水路世界新記録で初優勝した。この種目で3大会連続の表彰台。男子400メートルリレーで日本の第1泳者、中村克(イトマン東進)は予選で100メートル自由形の短水路日本記録に並ぶ46秒54をマークし、決勝で46秒22に更新。女子50メートル平泳ぎ予選で寺村美穂(セントラルスポーツ)が30秒20の短水路日本新記録を出し、準決勝も同じタイムで泳いだ。

 目を疑うような速さで突っ込んだ。瀬戸は「焦らず、でも積極的に」と短水路世界記録のペースを大幅に上回るスピードで入り、終盤まで勢いを保った。レクロー(南アフリカ)との一騎打ちを制すと、コースロープにまたがって雄たけびを上げ「短水路とはいえ、誰も成し遂げたことがない記録を出せたのはすごくうれしい」と爽快感に浸った。

 序盤は、飛び出した従来の世界記録保持者、レクローを追って加速。50メートルを過ぎてトップに立つと、100メートルの通過で世界記録ペースを1秒67も上回った。後半はさすがに「体が重くて鉛のようだった」と言うが、強敵の追い上げをかわした。

 梅原コーチは最近の瀬戸のバタフライについて「力を出さなくてもタイムが出ている」と語る。昨冬から今年春ごろまで低調だったが、キックのタイミングの微調整を重ねて持ち味の軽やかな泳ぎを取り戻した。

 4連覇を目指す400メートル個人メドレーを前に、最高のスタートを切った。「本命種目でも世界新を出して自信をつけたい」と15日の決戦を見据えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス