ジョセフ日本、W杯8強へ強化プラン発表 サンウルブズに「マイナー」新設

 ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC=49)が27日、東京都内で18年総括会見を行い、19年W杯に向けた強化プランを発表した。スーパーラグビー(SR)に参戦する日本チームのサンウルブズに約60名を招集。2つのチームを編成し、トニ・ブラウンHCが指揮するSR出場組は実戦を通じて強化。SRに出場しない「マイナー」はジョセフHCが指揮し、別動隊として強化や試合を行う方針。また、サンウルブズもこの日、チーム発表会見を行った。

 8強を目指すW杯へ、ツープラトンで戦力充実を図る。サンウルブズでSRの世界最高峰のレベルを体感して強化する本隊。さらにサンウルブズ内に別動隊を編成して強化するプランだ。

 ジョセフHCは自ら指揮するチームを「マイナー・スコッド(集団)」と呼ぶ。「全選手にSRレベルのプレッシャー、負荷がかかった試合をさせて強化したい。試合以外のところでもスキル育成、コンディション、ストレングスを上げていきたい」と説明した。

 マイナーにも、世界レベルを体感させる。「願わくば、SRのセカンドチームと対戦をしたいと思っています。国内にいる別の選手たちが、2月から6月の間に質の高いゲームができる」と意向を示した。

 狙いは選手層の底上げ。「6、7月にケガ人が出ないとは限らない。日本はケガ人が出たところで、すぐに同じ能力を持った選手を補てんできない」と課題を挙げ「だからこそ平行して強化することが必要」と力説した。

 サンウルブズには今季60人を招集する予定。日本代表資格のある選手によってW杯代表が争われる。「キープレーヤーで、経験値が高く、そして究極なプレッシャーがかかる中で遂行できる選手」。ジョセフHCが掲げる理想像を満たす選手を鍛え上げる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス