中田ジャパン 米国に敗れ6位閉幕「完成度は58%くらい」

 「バレーボール女子・世界選手権、日本1-3米国」(19日、横浜アリーナ)

 5、6位決定戦で世界ランキング6位の日本は同2位の米国に1-3で敗れ、6位で終えた。準決勝は2016年リオデジャネイロ五輪銀メダルのセルビアが3-1でオランダに勝ち、初の決勝進出。イタリアは中国を3-2で下し、4大会ぶりに決勝に進んだ。

 2年後の東京五輪へ向けた、確かな自信と大きな課題。その両面の見えた大会となった。米国に1-3で敗れ、6位で閉幕。中田監督は冷静に「力は出し切ったと思うけど、6位」と受け止めた。

 20歳の黒後、22歳の古賀を育てると誓って臨んだシーズンの“集大成”と位置づけた今大会。リオ五輪銅メダルの米国を相手にしたこの日も指揮官はスタートに2人を起用した。「戦力として加わったのは大きかった。光はちょっと見つかったのかな」。1年間の取り組みに一定の成果を感じた様子だ。

 一方で「6位からメダルを目指すのが、厳しいことは間違いない」とベテラン荒木が言うように、2年後に迫る東京五輪へ向けた道のりは簡単ではない。完成度は「58%くらい」と指揮官。その伸びしろを信じ、さらなる成長を誓った。

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