【一問一答】高橋大輔復帰戦首位発進「フワフワガクガク、それこそ4年ぶり」

 演技を終え笑顔を見せる高橋大輔(撮影・持木克友)
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 「フィギュアスケート・近畿選手権」(7日、尼崎スポーツの森)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、4年ぶりに現役復帰したバンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔(32)=関大KFSC=は77・28点で首位発進した。高橋は、細かいミスはありながらも冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功するなど演技をまとめた。一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 -演技を終えて。

 「めちゃめちゃ緊張しました。それしかなくて。スタートから足ガクガクでつまづきそうになったし、今もまだガクガクしているんですけど。織田(信成)君が昨日すごい点数を出したので(ジャパンオープンで世界3位相当の176・95点)、『やめてくれ』と思いながら。僕も調整でなかなかうまくいかなかったり、100%まで戻し切れてなかったのでそこも不安があったし、6分間練習も久々で、明るい中でこういう見られ方をするのも久々で、想像以上に自分が緊張していてビックリした」

 -滑り終えた瞬間の思いは。

 「とりあえず終わったって感じ。ジャンプも全部詰まったし、スピンもガクガクだったし、ステップも思うように動かなかった。大きなミスなく終われて良かったという安心感はあった」

 -どんな点数が出るかという話をしていた。スコアについてはどう思うか。

 「いや…自分が思っているより高いかな。全然自分の滑りはできなかった。想像通りににはできなかったので。今日は点数どうこうより、今緊張感の中で大きなミスなく終われて良かった」

 -楽しめましたか。

 「いや、今日は楽しめてないです。必死で。必死しかなかった。お客さんとの一体感とかも全く考えられなかった。とりあえず1つ1つこなしていくことだけを考えてやっていたので、楽しめていたかどうかは分からなかったけど、解放感って言うんですかね?この緊張からの解放感は、やっぱりいいなと思います」

 -出来としては、練習の何割くらいだったと思うか。

 「いや…。スピンなんかはもうちょっと(できたと思う)。全然でしたね。5割くらいじゃないですかね」

 -ケガの状態は。

 「(8月に負傷した右足の)肉離れの方は全く問題ないです」

 -足がガクガクだったと。いつぶりの感覚か。

 「アイスショーでもたまにあるけど、こんなにフワフワガクガクっていうのは、それこそ4年ぶりくらいじゃないですかね」

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