納谷2勝目 父、恩師、師匠からの“トリプルカツ”生かした「やってやるという気持ちに」

 「大相撲秋場所・7日目」(15日、両国国技館)

 “昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男・納谷(18)=大嶽=が勝誠(境川)を押し出して2勝目(2敗)を挙げた。立ち合い、懐に潜られ下手を許したが我慢。徐々に体勢を整え、圧力をかけ一気に出て勝負を決めた。

 「しっかり我慢して小手に振らないように我慢した。(腰は)若干高かったけどイメージ的には良かった」と安どした。

 初日白星もその後連敗。2敗目を喫した前日は父から電話があった。「いらいらする。気の抜けた顔しやがって」と怒られた。

 埼玉栄高の恩師、山田道紀監督からも電話で「お前の形じゃない」と説教された。師匠の大嶽親方(元十両大竜)にも「負けるなら前に出ろ。すぐ小手に振るな。思い切ってやれ」と指導された。

 3人の叱咤(しった)で「やってやるという気持ちになった」と目が覚めた。「我慢してしっかり出られた」と転機となる白星となった。

 まずは勝ち越しが目標。「ここからしっかり調子を上げていきたい」と誓った。

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