eスポーツ・ウイイレ日本代表ら“リアル”アジア大会へ「代表として恥じないように」
ビデオゲームを競うeスポーツが、“リアルスポーツ”のアジアの祭典に殴り込みを掛ける。同競技がデモンストレーション競技として初実施されるアジア大会(18日開幕、ジャカルタ)に向けて、日本eスポーツ連合(JeSU)は9日、都内で日本代表の壮行会を行った。
人気サッカーゲームの「ウイニングイレブン」に出場する、SOFIAこと杉村直紀(21)は「ウイニングイレブンは日本でも人気なので、代表として恥じないように頑張りたい」とメガネを光らせた。レバこと相原翼(18)は「1番いい色のメダルを獲って、eスポーツの魅力を伝えたい」と胸を高鳴らせた。
また、トレーディングカードゲームの「ハースストーン」に出場する、Tredsredこと赤坂哲郎(23)は「外国のゲームなので知名度がないが、日本の皆さんに知っていただくいい機会なのでうれしい」と知名度アップへ気合を入れた。
「eスポーツはスポーツなのか?」という疑念もつきまとうが、国際eスポーツ連盟は将来的に五輪種目化も模索しており、他のスポーツと同様に総合大会に組み込まれる機運は高まっている。JeSUの岡村秀樹会長は「タイトルによっては1億人のプレーヤーもいる。ユーザーやアスリートにとってのスポーツと言えるのでは」と私見を述べた。
また、JeSUは日本フェンシング協会の太田雄貴会長ら“リアルスポーツの専門家”を特別顧問に迎えることも発表した。