【一問一答3】山根会長、進退「迷う…そうでしょう」「会長を傷つけるなと心配」
助成金流用や山根明会長(78)の反社会勢力との交友が問題になっている日本ボクシング連盟が、7日午後に大阪市内のホテルで緊急理事会を開いた。
3時間に及んだ会議後、山根会長は自身の進退について「決めていない」とし、8日正午に「私の気持ち」を表明すると述べた。
以下は山根会長との一問一答のその3。
◇ ◇
-緊急理事会で3時間、話をして、会長一任された状態で、まだ進退は決めてないということか。
「進退は決めてない。それは時間くださいって、お願いしてるんですよ。私も毎日ね、20時間、耐えることができない」
-理事からはどんな意見があったのか。
「理事には、会長の健康のことを心配してもらっています」
-会長一任に反対する声はなかったか。
「反対することないでしょ。理事の皆さんから会長一任になってますから」
-会長を辞めさせようとする動きが、きょうあったわけではないのか。
「いや、辞めさせようって、そういうこと言わないでください。連盟の理事が、会長を辞めさそうというね、それはなんにもありませんよ。健康管理に関してね、これ以上、山根会長を傷つけてはならんという心配をしているだけのことですから」
-理事から辞任の意向は。
「健康に関して。辞任ということは、言ってません」
-副会長ら、ほかの理事の皆さんは。
「私の行動によって考えると。だから、私はどういうことあっても、あとの残務、整理がありますからね。発表はしても、後はいろんな仕事は残ってますから」
-あすの12時までというのは、心の整理をつける時間か。
「して、左か右か、発表いたします」
-迷われているのか。
「迷う…そうでしょ。43年いう、歴史を持って生きてきてますから」
-理事の話を聞いて、どのように感じたか。
「胸を打たれましたね」
-理事から一緒に身を引くべきだとの意見は。
「それはないですよ。会長にね、身を引くべきやと。そういう話はでませんよ。ただ健康管理は、非常に78歳というのはあまりにアレやと。そういう心配の話が出たんで、私は心を打たれたと」
-会長の発表によって、ほかの理事の対応も変わってくるということか。
「いや対応は変わりませんよ」
-まだ会長の判断は出ていない。
「だから、もうそれ以上は話できません」
-誰と相談するのか。
「家族と相談します。それと同時に友人、先輩もおりますから、相談して決めます。電話かもわからんし、それはなんとも。やっぱり、先に家族にいろんな相談をします」