東京五輪競技日程 08年北京五輪で午前決勝の体操と競泳 東京では??

 2020年東京五輪組織委員会は18日、スイス・ローザンヌで行われた国際オリンピック委員会(IOC)理事会で競技日程の大枠を提案し、承認された。17日間で史上最多の33競技339種目を行う2年後の真夏の祭典の具体像がいよいよ明らかになった。

 今回の日程で注目が集まったのは、東京とほぼ同じ時差で行われた08年北京五輪で、日程に強い影響力を持つ米国の放送局NBCの意向などもあり、午前決勝となった体操と競泳だ。ともに米国がスター選手を抱えており、今回も影響があると見られていた。

 “絶対王者”内村航平の存在もあり、団体連覇などの期待が高い体操は、決勝が18時~21時の“ゴールデンタイム”を確保。組織委員会も「招致の時の時間帯が通った。体操は国民が楽しみにしている競技」と、ホッとした様子だった。

 一方で競泳は、この日の組織委員会のプレゼンのギリギリまで調整が続いたが、国際連盟、IOCとの3者で合意に達せず。協議中のままでの承認となった。日本水連や、組織委は、選手のコンディション面などを考慮し、夕方以降の決勝スケジュールを希望しているが、難しい調整が続いている。

 現在でも米放送局の意向は強く反映されており、今年2月の平昌冬季五輪では、フィギュアスケートが午前10時からの開始となり、選手たちは調整面などで苦労を強いられた。

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