関学大QB・奥野の復帰に父は「感動」 仲間もホッ「素直にうれしかった」
「アメリカンフットボール・春季交流戦、関学大27-16関大」(27日、万博フィールド)
関西学生アメリカンフットボールの春季交流戦が27日、大阪府吹田市の万博フィールドで行われ、関学大が27-16で関大に勝利した。日大との定期戦で悪質なタックルを受け、腰などに全治3週間のけがを負った関学大のQB奥野耕世選手(2年)は3週間ぶりに復帰し、後半からQBとしてプレー。38ヤードTDパスを通すなど勝利に大きく貢献した。試合後にはタックルをした日大・宮川泰介選手の選手復帰を望むと明かした。これまで奥野選手の父親の意向で名前は非公表にしていたが、関学大が試合前に公表を認めた。
試合復帰を関学大スタンドで見届けた父の康俊氏(52)は「もう、言葉にならないくらい感動しました。元気な姿を見れて良かったです。涙がこみ上げてきました」とのコメントを発表した。また、関学大の光藤航哉主将は「落ち着いて彼らしいプレーだった」と胸をなで下ろし、普段から食事に行くなど仲がいいという同じ2年の鈴木海斗選手も「パスももらえて、戻ってきたんだなあと素直にうれしかった」と笑顔を浮かべた。




