関学QB・奥野「いつも通り普通にアメフトができた」【一問一答】

 「アメリカンフットボール・春季交流戦、関学大27-16関大」(27日、万博フィールド)

 関西学生アメリカンフットボールの春季交流戦が27日、大阪府吹田市の万博フィールドで行われ、関学大が27-16で関大に勝利した。日大との定期戦で悪質なタックルを受け、腰などに全治3週間のけがを負った関学大のQB奥野耕世選手(2年)は3週間ぶりに復帰し、後半からQBとしてプレー。38ヤードTDパスを通すなど勝利に大きく貢献した。試合後にはタックルをした日大・宮川泰介選手の選手復帰を望むと明かした。これまで奥野選手の父親の意向で名前は非公表にしていたが、関学大が試合前に公表を認めた。

 ◇  ◇

 -試合を振り返って。

 「落ち着いてプレーできた。多少膝の痛みはあるけど、あまりケガのことは考えずにプレーしようと思っていた」

 -危害予告もあったが心境は。

 「実際聞いた時は怖い気持ちだったけど、今日の試合もあったのであまり気にせず過ごそうと思っていた。直接の危害はない」

 -集中できない部分もあったと思うが。

 「一人になったとき、ニュースなどを見て、考えてしまうこともあるけど、学校に行って友達や先輩にいつも通り接してもらって、まわりに励ましてもらったので、ここまでいつも通り普通にアメフトができた」

 -宮川選手について。

 「直接謝罪を受けたときに、すごい心苦しいというか、かわいそうと感じた」

 -望む決着は。

 「(少し悩んで)アメフトが危険なスポーツと思われないように。日本でも人気なスポーツに、フェアですごく面白いスポーツなんだとなってほしい」

 -『アメフトやらなければよかった』という発言があったと聞くが、今の思いは。

 「家族からは『あんたはそんなこと考えんでいい。別に悪いことしてないんやから』と声を掛けてもらった。いろいろな声でその気持ちは吹っ切れて、自分のやるべき事をしようと思っている」

 -反則時の状況は。

 「何が起きたか分からず、気付いたら膝と腰の痛みとともに上を向いていた」

 -日大の前監督、前コーチについて。

 「すいません。答えることはできないです」

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