日大悪質タックル問題 日大との試合拒否の東大と立教大が6月10日に対戦

 6日に東京都内で行われた定期戦で、パスを投げ終えた関学大選手に背後からタックルする日大の選手(関学大提供・背番号をモザイク加工しています)
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 6日に行われたアメリカンフットボールの関学大と日大との定期戦(東京・アミノバイタルフィールド)で、関学大の先発出場したクォーターバック(QB)選手が相手守備選手から悪質なタックルを受け、負傷した問題が波紋を広げる中、ともに6月の日大との試合を中止した東大と、立教大が6月10日に試合をすることが15日、決まった。関東学生アメリカンフットボール連盟が発表した。

 問題を受けて、6月9日に日大戦を予定していた東大と、同10日に予定していた立教大、今月20日に日大との対戦を予定していた法大の3校が連名で関東学生連盟に日大との試合中止を求めた。

 東大アメフット部は中止申し入れの理由について、同部のフェイスブックで「日本大学は5月に行われた関西学院大学との試合において、守備選手が極めて悪質な反則行為を働き、相手選手を負傷させました。これは、選手生命は言うに及ばず、生命そのものを脅かしかねない危険な行為であり、同一選手がその後も反則を繰り返して資格没収となったことと併せて、言語道断と言わざるを得ません。当該選手に対して、連盟から暫定的な出場停止処分が下されましたが、指導者を含めての正式な処分や再発防止策が講じられていない以上、日本大学と試合を行うことは、現段階では難しいと考えます。実際に、日本大学と試合を行う予定であることに対して、チーム内および選手ご父兄の皆さま、並びにOB、OGの一部から心配する声をいただいております。私どもコーチ陣は、選手の安全や生命を守ることを第一に、日々指導を行っております。今回の件の重大さを、関東学生アメリカンフットボールにかかわるすべての関係者が認識し、選手の安全が担保される状況になることを、心から願っております」と、説明していた。

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