バレー男子に秘密兵器 “世界の壁”対策に高級外車数台分の最新ブロックマシン

最新鋭のブロックマシンを使って練習する全日本男子
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 バレーボールの全日本男子が11日、都内でシーズン開幕を前に公開練習を行った。中垣内祐一監督(50)の体制になって2年目。昨季は世界の強豪が集まったグラチャンバレーで5戦全敗で最下位の6位に終わっただけに、今季は20年東京五輪に向け、世界の強豪との差をいかに詰められるかが鍵となる。

 そびえ立つ“世界の壁”攻略に向けて、4月からある秘密兵器を導入した。タブレットで自由自在に世界レベルのブロックを再現できる最新鋭のブロックマシン。もともとリオ五輪前に文科省のマルチサポート事業を利用し、女子用に制作されたものを、この度、男子の高さ、強度を再現できるようにパワーアップされた。

 世界ランク1位・ブラジルのミドルブロッカーの高さである3メートル20センチのブロックを再現可能。腕の部分は人の肌の反発係数などを参考に作成されており、手の幅や、角度まで調節できる優れものだ。協会関係者が「日本にしかない。(開発費は)高級外車1台じゃきかない」と話す日本の技術が結集されたモンスターマシンだ。

 選手たちは次々とブロック網に掛かりながらも、攻略に向け、試行錯誤を繰り返した。

 まずは25日開幕のネーションズリーグ(世界各地)で腕試しに挑む。

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