高山勝成「不信感はある」 アマ登録の調停申請 日本連盟は話し合い拒否

 ボクシングの元世界主要4団体制覇王者、高山勝成(34)=名古屋産大=が自身のアマチュア登録を求めて日本ボクシング連盟と日本オリンピック委員会(JOC)を相手に日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に調停を申し立てた件で、日本連盟が高山側との話し合いに応じないことが7日、明らかになった。同連盟が回答期限のこの日、JSAAに応諾拒否の意向を伝えた。JOCは先月26日に応諾を回答している。

 この日、大阪市内の大阪天神ジムで練習を公開した高山は「調停の席についてもらえると信じていた。不信感はある」と厳しい表情。それでも、JOCに日本連盟への適切な指導を求める機会を得たため「自分は2020年に出られると信じて突き進んでいく」と前向きに語った。

 代理人を務める岡筋泰之弁護士は今後の対応について「まずJOCとの(話し合いの)結果をふまえたい」とし、加盟団体規定にのっとって「是正手続きをとっていただけると思う」と期待していた。

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