南北合同チームに完勝の日本 石川佳純の涙の勝利、国際連盟が絶賛

 卓球世界選手権団体戦の女子で南北合同チーム「コリア」を破って決勝進出を決め、笑顔でポーズをとる(左から)平野美宇、長崎美柚、早田ひな、伊藤美誠、石川佳純=4日、スウェーデンのハルムスタード(共同)
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 「卓球・世界選手権女子団体戦・準決勝、日本3-0コリア」(4日、ハルムスタード)

 女子準決勝が行われ日本は、直前に急きょ結成された韓国と北朝鮮の合同チーム「コリア」に3-0で快勝し、5日の決勝に進出を決めた。

 ハイライトとなったのは、第2試合だ。エース石川佳純(全農)が16年リオデジャネイロ五輪の3回戦で敗れた因縁の相手キム・ソンイ(北朝鮮)と死闘を繰り広げ、2-2で迎えた最終第5ゲームを16-14で制して、勝利を大きく手繰り寄せた。試合後は「予想してなかったチーム編成で戦うことになって、どうしてもプレッシャーは感じていた。勝てて本当にうれしい」と、涙を流した。

 国際卓球連盟(ITTF)は公式ページでこの熱戦を伝え、南北合同チームを「間違いなく彼らが別々のチームであった時よりも、強かった」としつつ、石川の勝利を「歴史的な決闘を勝ち取った」との見出しで報じ「選手権の中で最も劇的な試合の一つとなった」と、絶賛した。

 これで日本女子は14年年東京大会から3大会連続の銀メダル以上が確定。5日に行われる決勝では、47年ぶりの金メダルを狙う。

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