錦織、マスターズ初V逃す 王者ナダルに屈し、ストレート負け

 シングルス決勝でラファエル・ナダルと対戦する錦織圭=モンテカルロ(ロイター=共同)
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 「男子テニス・マスターズ・モンテカルロ大会」(22日、モンテカルロ)

 シングルス決勝で世界ランキング36位の錦織圭(28)=日清食品=は、世界1位のラファエル・ナダル(31)=スペイン=に3-6、2-6のストレートで敗れた。四大大会に次ぐ格付けのマスターズでの初優勝を目指して臨んだ4度目の決勝の舞台だったが、またもはね返されてしまった。

 ナダルとは2016年リオデジャネイロ五輪の3位決定戦以来で勝って以来の対戦となったが、これで通算2勝10敗となった。

 ツアーで今季初の決勝進出となった錦織は第2ゲームで、10分以上の熱戦の末にこの最初のサービスゲームをキープすると、続く第3ゲームでは、ナダルのサービスをブレークし、いきなり2-1と優位に立った。

 しかし、ここから王者の反撃に遭う。錦織はサービスゲームとなった第4ゲームを最後は自身のダブルフォルトで落とし、ブレークバックを許して2-2とされてしまう。

 徐々に早いタイミングで逆襲に出てくるナダルにペースを握られ、第6ゲームでも再びサービスゲームを失うなど4ゲームを連取され、2-5と追い込まれてしまう。

 第8ゲームでようやくキープに成功したが、最後はナダルに押し切られて第1セットを落とした。

 第2セットの第1ゲーム。錦織はブレークポイントをナダルに握られながらも何とかキープした。

 しかし、余裕を持って勝ち上がってきたナダルに対して、苦闘を強いられて2倍の時間を要して決勝の舞台に駆け上がってきた錦織に徐々に疲れが見え始める。勢いに乗るナダルの前に2回続けてサービスゲームを失うなど、第2ゲームから5ゲームを立て続けに失い、クレーコートの絶対王者の前に屈した。

 ナダルはこの大会で1セットも失わない圧倒的な力を見せて、11度目の優勝を果たした。

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