多田修平は10秒35「もうちょっといきたかった」寒さにも苦戦
「陸上・第2回大阪記録会」(15日、ヤンマースタジアム長居)
昨季世界選手権代表で自己ベスト10秒07を持つ多田修平(21)=関学大=が100メートルに出場し、10秒35(向かい風0・2メートル)だった。
降り続く雨はやや弱まったが、ひんやりとした空気を切り裂くことはできなかった。スタートで飛び出して加速した多田だったが、課題の後半で伸ばせず。「タイムは満足してない。もうちょっといきたかった。厳しめに言うと、ダメだと思う」と悔しさをかみしめた。
4月半ばにしては冷え込む寒さも影響した。スタートの紹介の際には「サブイボが出た」と苦笑い。後半は歩幅が狭まったという課題も挙げ「まだキレがない」と肩を落とした。
それでも3月29日に出場した奈良市陸上記録会より「内容はいい走りができた。(調子も)徐々に上がってると思う」。今季の目標に掲げる9秒台へ、着実に状態を仕上げていく。




