貼り紙で管理ガッチリ!?春巡業スタート 新巡業部長春日野親方「言動注意して」

 大相撲の春巡業が1日、三重県伊勢市の伊勢神宮で始まった。横綱の奉納土俵入りに約7500人、幕内力士トーナメント選士権には2500人が集まる大盛況の一方で、再出発の一歩にピリピリムードも漂った。

 昨年11月に元横綱日馬富士の暴行事件が発覚して以降、不祥事にまみれた角界。反発を続けた貴乃花親方(元横綱)が3月29日の理事会で平年寄に降格する処分を受け、一連の騒動は終止符が打たれた。

 この春巡業は出直しの本気度が問われる。支度部屋の前には大きな貼り紙で「今巡業の別行動は一切認めません」と記されるなど、管理を強め、普段の行動から厳しく律していく。

 新任の巡業部長となった春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「いろいろあった後だから目も厳しい。自覚を持って、言動を注意してもらいたい」と力を込めた。2日の岐阜・中津川巡業では朝稽古前、関取衆らを相手に訓示も行う予定。暴力根絶へ今度こそ待ったなしで臨む。

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