木村太郎氏、貴乃花親方の協会残留を批判「組織論から言うとあり得ない」

 ジャーナリストの木村太郎氏が30日、フジテレビ系の生番組「直撃LIVEグッディ!」で、年寄に降格されたものの日本相撲協会に残留することが決定した貴乃花親方の処分について「一般の組織論から言うとあり得ない」と批判した。

 貴乃花親方は前日、序列最下位(再雇用者の参与を除く)の年寄に降格された。理事長に次ぐポジションである理事を1月4日に解任されており、約3カ月で80人に抜かれたことになる。

 厳しい処分のようにみえるが、木村氏は「一般の組織論から言うとね、こんなことあり得ないですよ。クーデターしてね、生き残ってまだ仕事を会社でやってるなんてことはありえないんで。相撲界の組織が、これだとしめしがつかないんじゃないのか」と批判。

 「これから色んなことありますよ。これで全て収まるわけじゃない」と、今後の火種になることを指摘し、「色んなこと起きた時、どうしてあの時ちゃんと処分しなかったのかとかね、その時の責任者誰だったのか、あの時はこう言ってたじゃないか、必ずそういうところに戻ってきますから、ここでしめしを、組織論から言うとすべきなんですよ。そこをしなかったのが八角体制のいいところであり悪いところなのかな」と、懸念を示していた。

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