被害者の一人は自分、と田南部氏 伊調選手パワハラ問題

 レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨選手(ALSOK)に対するパワーハラスメント問題で、アテネ五輪男子フリースタイル55キロ級銅メダリストで伊調選手のコーチだった田南部力氏(42)が1日、津市で取材に応じ、内閣府に提出された告発状の中で日本レスリング協会の栄和人強化本部長から圧力を受けたとされる被害者の一人であることを認めた。

 田南部氏は内閣府に続き、日本協会が設けた第三者機関の聞き取り調査にも応じたことを認めた一方、詳細については「あちらに任せているので何も答えられない」と明らかにしなかった。

 栄氏、日本協会はともに告発の内容を否定している。

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