25日の東京マラソンで2時間6分11秒をマークし、16年ぶりに日本記録を塗りかえた設楽悠太(ホンダ)が26日、東京都内で日本実業団陸上連合から報奨金として1億円の目録を贈られた。足を引きずり、表情には疲れがにじんだが、破格のボーナスに「心の中は半端なくうれしい」と周囲を和ませた。
同連合は2015年に、20年東京五輪への強化策としてマラソンで好記録を出した選手への報奨金支給を決定。西川晃一郎会長は「出るのか、出るのかと待っていた」と目尻を下げた。
レース後には祝福メッセージが届いたという。設楽悠は「いろんな人からご飯をおごれと言われている」と話した。