設楽、東京マラソン「勝つことを優先」 ゴール後の“甘い祝福”待ちわびる

 「東京マラソン」(25日)

 男子マラソンの20年東京五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ(GC)」への出場権と8月のアジア大会(ジャカルタ)代表選考会を兼ねた東京マラソンが25日、都庁前からスタートする。出場する有力選手が23日、都内で記者会見し、ハーフマラソン日本記録保持者の設楽悠太(26)=ホンダ=は「今回は勝つことを優先する。先頭集団について行けば記録もついてくる」と積極的なレース展開を予告した。

 目標タイムをボードに記す設楽のペンは控えめに走った。「2時間9分0秒」。1月には日本記録2時間6分16秒の更新をぶち上げただけにトーンダウンかと思いきや、「先頭集団についていけば記録もついてくる。9分以内に走るという意味」と含みを持たせ、ニヤっと口角を上げた。

 あくまでマイペースを貫くものの、「自己ベスト(2時間9分3秒)は出したい」と最低ラインを設定。初マラソンだった前回は後半失速し11位に終わったが、今回も前半から勝負を懸ける。「僕の中では覚悟はできている。いけるところまでいって後半は何も考えてない。あとは気持ちの勝負になる」。玉砕覚悟で逃げ切れば、おのずと日本新記録も射程圏に入る。

 東京駅のゴールの先には“甘い祝福”も待っている。今月のバレンタインデーにはファンからチョコレートが届き、「段ボールほどではないが2ケタはもらった」と設楽。レースに合わせて今月はチョコ断ちしている甘党は「走り終わったら食べたい」と待ちわびながら、号砲を待つ構えだ。

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