柔道規律違反の橋本壮市 4月全日本選抜は出場、金野強化委員長「反省して戦って」

 全日本柔道連盟(全柔連)の金野潤・強化委員長(50)が22日、欧州遠征への出発前に成田空港で取材に応じ、男子73キロ級世界王者の橋本壮市(パーク24)が強化選手としての規律違反で処分を受けたことについて「強化の責任者として大変ご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げたい。再発防止に向けて力を入れたい」と陳謝した。

 橋本は2月に行っていた合宿中に、国立スポーツ科学センター(JISS)に無断で知人を招き入れたことが発覚。強化指定ランクの降格、トレーニング施設の半年間利用禁止、大会や合宿に参加する場合には半年間自費負担となるなどの処分が科せられた。

 橋本は世界選手権(9月、バクー)代表の最終選考会を兼ねた4月の全日本選抜体重別選手権にもエントリーしているが、金野氏は「試合出場は可能だが、完全に自費負担になる。それは本人も所属も受け入れている」と説明。

 また、選考については「あくまで試合の結果や内容が一番重要になる」と代表入りの可能性があることを示唆し、「規律違反は非常に恥ずべきことだが、しっかり反省するところは反省し、柔道の試合に関しては反省を生かして戦って欲しい」と、猛省と同時に再起を促した。

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