遠藤、鶴竜破り、4個目の金星ゲット「この勝ちを無駄にしないように」
「大相撲初場所・12日目」(25日、両国国技館)
前頭五枚目の遠藤(追手風)が横綱鶴竜(井筒)を押し出す完勝劇で、自身4個目となる金星を挙げた。
立ち合いで鶴竜の鋭い踏み込みをがっちりと受け止めると、たまらず下がった相手を、前に出て土俵の外へ追いやった。
取組後のインタビューで遠藤は「よかったです。狙っても、向こうは横綱なんで。思ったような相撲はなかなか取れないんで、思いきりいくだけでした」と無心を強調しながらも、「引かせるような相撲が取れればなあと思ってたんで、よかったです」と理想的な展開での勝利に笑顔を見せた。
鶴竜からは自身初めての金星に続いて2個目となった。これで7勝5敗となり、勝ち越しに王手をかけた。「この勝ちを無駄にしないように、しっかりあと3日、集中して頑張ります」と気を引き締めていた。