5日目までに横綱の4敗…65年ぶり3人目 いずれも15日間を完走することなく

 「大相撲初場所・5日目」(18日、両国国技館)

 横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=が平幕嘉風(尾車)に押し倒され、3日連続金星配給で4敗目(1勝)を喫し、5場所連続休場へ崖っぷちに追い込まれた。同一横綱が2場所続けて3日連続で金星を配給したのは、1930年10月場所と31年春場所の宮城山以来2人目。横綱が5日目までに4敗を喫するのは1953年春場所の千代ノ山以来、65年ぶりの屈辱だ。

 不戦敗を除いて「5日目までに4敗」を喫した横綱は、1場所15日制が定着した1949年以降では53年春場所の千代ノ山以来、65年ぶり3人目となる。千代ノ山は初日に白星の後、4連敗。6日目から休場した。前田山は49年秋場所で初日に白星の後、5連敗。この場所限りで引退した。2人とも15日間を完走することなく場所を終えている。

 仮に稀勢の里が千秋楽まで取りきった場合、「5日目までに4敗」を喫しながら15日間を完走した史上初の横綱となる。

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